不倫問題に対して、こういった声を聞いたことがありませんか?
「不倫された側にも問題がある」
「不倫された側も悪い」
ただでさえ不倫された事実に傷付き、行き場をなくしている感情を背負っている真っ只中に、こういった言葉を投げかけられるとさらに傷は深まるばかり。
どんな理由があったにしろ「不倫した方が罰せられる」。
これを覆すことは出来ません。
不倫された側も責任があるから罰せられる、なんてことはありませんよね?
ですから「不倫された側も悪い」ということは本来有り得ません。
今回は不倫された側の人が、これから不倫問題と向き合っていくために必要な心構えについてお伝えしていきます。
不倫された側も悪いの?
冒頭でもお伝えしましたが「不倫された側も悪いのか」、答えはNOです。
どんな理由があったにしろ不倫した側が悪いに決まっているではありませんか。
当然です。
あなたは身勝手な不貞行為によって心に大きな傷をつけられた被害者です。
それは紛れも無い真実でしょう。
ですから不倫された側の人はきちんと法で守られているのです。
何も知らない第三者の意見に惑わされないように、堂々と「不倫した側が悪い」と断言しても良いですよ。
では、こここからが本題になります。
あなたはこれから先どういった道を選択していくのでしょうか?
このまま離婚をするのか、それとももう一度夫婦再構築をして夫婦関係を修復していくのか。
この2つの道によってやるべきことや心構えは大きく変わってきます。
もしあなたがパートナーとの修復を選択するのであればこのまま読み進めていただければ幸いです。
善悪の判断から少し視点を変えてみる
不倫問題を解決して夫婦再構築を目指したいという気持ちがある人は、一度善悪の判断から視点を変えてみましょう。
不倫することは悪いこと。
これはもう分かりきっていることですよね。
ですが、悪いことをした、過ちを犯した、そこを責め続けていると夫婦関係の修復は出来ません。
「悪い」「悪くない」こういった判断だけでなく、なぜ不倫をしてしまうようになったのか?を紐解いていく必要があります。
善悪だけの判断だと、どうしても責める気持ちが抑えきれません。
責められることをしたのだから仕方ないと思うかもしれませんが、「あなたが悪い」といった態度で関わっていると、善悪だけの縛りになってしまい本来平等なはずの夫婦関係に上下関係が出来上がってしまいます。
夫婦間の上下関係は、夫婦再構築を進めていくにつれてどんどん修復の妨げになっていきます。
ですから、お互いが歩み寄るためにも「悪い」「悪くない」の概念を切り離して考えてください。
不倫問題と夫婦再構築は別問題だということを忘れないようにしましょう。
抑えきれない怒りや悲しみ
かと言って、不倫問題に直面すると精神的にかなり不安定な状態になります。
それはもう想像を絶するもので、こんなに辛いことがこれ以上あるのだろうか・・・と思うほどに精神的苦痛は高レベルなものですよね。
私も経験がありますので、その憤りの無い感情は非常によくわかるつもりです。
そういった感情は、大きなストレスとなり身体にも影響を及ぼす恐れがあります。
頭痛や吐き気が続く体調不良、自律神経失調症、摂食障害や鬱病、こういったさまざまな疾患を引き起こす可能性もあります。
それだけあなたは大きく傷付いているのです。
特に今現在、不倫相手が未だに存在している状態であれば不安や怒り、悲しみが日々続いていることと思います。
本当に、本当に毎日が地獄のように…。
その中でも一生懸命に立ち上がろうと、不倫問題や夫婦再構築に関することに検索をかけ、どうにかしようと頑張っているあなた。
どうかどうか、今すぐに自分のケアをしてあげてください。
不倫相手は相手にしないこと。
不倫問題について行動しているときは不倫相手を蚊帳の外に出してしまってください。
抑えきれない怒りや悲しみは、自分の中に溜め込みすぎると爆発してしまいます。
心理療法でも推進されている方法として、紙に自分の感情を書き出すという療法があります。
これは自分の中にある感情を整理したり、ストレス解消法としても知られる方法ですので、誰にも相談できない時や感情があふれ出しそうになった時は紙に自分の気持ちをそのまま書きなぐってみましょう。
そしてその紙は、ビリビリに破ってゴミ箱にポイっとしてください。
こらえきれない感情はそのまま相手にぶつけてしまうと、後から後悔する結果になってしまうことがほとんどですので、冷静さを保つためにもこういった心理療法を実践してみることをオススメします。
「冷静さ」がカギとなる
不倫相手は相手にしないで
不倫問題の解決を進めていくには何と言っても冷静さがキーとなります。
不倫している人は、冷静さがありません。
それは不倫相手も同じことです。
その渦に飲み込まれないようにするための冷静さが、不倫問題を解決に導くために必要不可欠なものです。
先ほども言いましたが、不倫相手を相手にせず目の前のパートナーとの関係だけに着目するようにしてください。
不倫相手と同じリングに上がらないことです。
不倫相手が、あなたのパートナーとの関係このまま続けていきたいと望んでいるのであればなおのこと放置でかまいません。
だってこれは夫婦の問題ですから。
不倫相手を相手にすることで、相手のペースにのまれてしまい冷静さを失います。
夫婦関係の悪化が、不倫相手の望みであるということを肝に銘じておくことが重要です。
今でも不倫相手と続いている場合
今でもパートナーが不倫相手と密会を続けている場合。
会わないで!連絡とらないで!
そう思うのは当然です。
しかし、そう言ったところで改善されるでしょうか?
たとえ「はい、わかりました。」と言っても隠れて連絡を取り合うのは百も承知のこと。
不倫相手との関係を断つのは、あなたではなくパートナーが自分自身で選択することです。
慰謝料や法的手段を使って不倫相手からパートナーを引き離すことは可能です。
ですがそれですべてが解決になるのでしょうか。
パートナーの気持ちがあなたに向いていなければ不倫相手を消し去ったところでモヤモヤが残ってしまいます。
不倫関係を清算するのはパートナー自身が自らやるべきこと。
あなたはパートナーとの関係修復に集中するようにしましょう。
自分を見失わないように
不倫問題に直面すると、あまりのショックにパニック状態になったり泣き叫ぶ、罵倒する、物を投げる、こういった衝動的な行動を起こしてしまう人もいるかと思います。
冷静になること事態が難しいと思う人もいることでしょう。
そういった時は、まずあなたの思い描く未来を軸にしてください。
パートナーとこれからどういった関係を築いていきたいのか。
そこが定まらないと冷静さを取り戻すことは困難です。
道がないのに歩こうとしても無理ですよね?
不倫問題は、夫婦再構築が進むと必ず解決する日がきます。
今はまだそういった未来を信じられないかもしれませんが、夫婦再構築は「必ずパートナーと幸せになる!」という信念がなければ取り組めません。
不倫相手と争っている時間はもったいないですよ。
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