不倫された傷は簡単に癒えるものではありません。
これから先、一緒に過ごしていくと決めても、時に鮮明にその当時の記憶が蘇る時があります。
不倫問題はPTSDを発症してもおかしくないほどにショックな出来事であり、心に深い傷跡が残るものです。
今回は不倫されていた過去を思い出して辛くなった時に、パートナーにどういった言葉で伝えていけばよいのかをお話していきますね。
はじめに
今のあなたの状態はどうですか?
運動をしていないのに息切れをしていたり、動機があったりしませんか?
もしそのような症状があれば一度ゆっくり深呼吸をしてください。
ここではあなたの敵になる人はいません。
筆者である私も、あなたと同じ思いを経験してきた同士です。
どうか心を許して、読み進めていってくだされば、と思います、
パニックになるのはなぜ?
もう不倫問題からかなりの時間が過ぎたのに、不倫された時のことが鮮明に蘇ることがあります。
急に動機がして、涙が溢れる、不安でたまらなくなる、怖くなる。
不倫された過去の傷によるパニックです。
そういった時には何かキッカケがありませんか?
例えば、
・テレビで不倫の話題が出ていた
・不倫系のドラマをしていた
・パートナーの帰りが遅い
・パートナーと連絡がつかない
…など何かパニックになるキッカケがあると思います。
そういった時には「あ…危ないかもしれない」と自分自身で気付いていることが大半です。
それが前兆です。
パニックになる前に手の震えを感じる人もいますね。
脳では一生懸命「忘れよう」「思い出さないようにしよう」と思っているのに、心が取り残されているためにそういった症状が現れるようになります。
パニックに陥りやすい人は頑張りすぎている人が圧倒的に多いです。
「大丈夫」が口癖の人もそうです。
全然大丈夫ではないのに、大丈夫!と言ってしまう人は、心の中に辛い出来事を溜めすぎてしまい、些細なことで滝のように涙が溢れたりパニックになったりしてしまうケースがあります。
夫婦再構築を頑張りすぎるがあまりに自分の感情に蓋をしていたり、毎日我慢ばかりしていませんか?
不倫されていた過去を早く忘れようと仕事に没頭したり、不倫関係の話題を避けながら重たい空気にならないよう気を使って生活していませんか?
本当は辛いと泣いている自分の心は置いてけぼりのままに…。
今一度、自分の心の声に耳を傾け寄り添ってくださいね。
不倫された過去を思い出して辛くなったら?
自分で自分の感情を認める
夫婦再構築に取り組んでいる中で「辛いと言ってはいけない」と思っている人が非常に多いことが挙げられます。
夫婦再構築を始めているのだから、もうこれ以上責めてはいけない、話を蒸し返してはいけない、そう思っていることと思います。
これは正解のようで、実は間違い。
確かに、一度許した不倫問題を蒸し返し、昨日のことのように責めるのは違います。
しかし、不倫によってあなたは今でも大きく傷付いているということは紛れもない事実です。
その気持ちは自分できちんと認めてあげてください。
この自分で自分の感情を認めるということはとても大切なことです。
誰かに自分の辛さを認めてもらう癖がついてしまうと、自分の感情を相手に委ねてしまうようになり、相手が自分の意に反した言動をとることで「納得できない」「理解できない」「わかってもらえない!」と相手を批判するようになってしまいます。
そうなることでまた築き上げてきたものが崩れてしまう可能性もありますので、感情を相手にぶつけすぎないよう注意も必要です。
誰かの手によって傷つけられた心の傷を癒せるのは自分自身です。
自分が辛い感情に蓋をしてしまっては、もう逃げ道がありません。
自分は今辛いんだ、苦しいんだ、と思う時はその気持ちに嘘をつかないでそのままの自分を素直に抱きしめてあげてください。
パートナーに何も言ったらいけないの?
それではパートナーには何も言えないのでは?と思うでしょう。
そんなことありませんよ。
自分を癒せるのは自分自身だとお話ししましたが、それは最終的に、です。
それまではパートナーの手をしっかり借りてください。
辛い時やパニックになりそうな時は、その思いを伝えることで気分が和らいだり、安心する、落ち着くという効果もあることでしょう。
要は伝え方の問題です。
「あなたのせいで今辛いんだ!」「私はずっと苦しいんだ!」「あなたのせいで…!」
そう言われてしまうと、もう謝るしかできません。
夫婦再構築に取り組んでいるということは、パートナーの方も反省に反省を重ね、過去の自分がした重大な過ちにさぞ大後悔していることでしょう。
これ以上償いようがない…パートナーがそう感じてしまうと夫婦再構築はストップしてしまいます。
確かにね、不倫した側がいけないのです。
ですが、なぜお互いに夫婦再構築に進もうと決心されたのでしょうか?
その時の気持ちをもう一度思い出してみてください。
辛い気持ちの伝え方
要は伝え方だと言いましたが、こういった感じに伝えるとどうでしょう?
「今でも辛い時があるけど、それはあなたも同じだと思っているよ。」
「苦しくて眠れない日があるけど、いつもそばにいてくれてありがとう。」
「急に思い出して辛くなった。けど辛いって感じるのはあなたが好きってことだよね。」
自分の感情を伝えつつも、プラスの言葉を添える。
パートナーは、今あなたがどれほど辛いのかを知ることができ、プラスの言葉を添えることで責められている感がなく、あなたをより一層大切にしたいと思えるようになることでしょう。
辛い気持ちを相手に理解してもらうだけでも気持ちはとっても軽くなります。
伝え方にさえ注意すれば、自分の気持ちを晒け出しても良いのですよ。
夫婦再構築中だからこそ、お互いの気持ちを知る必要があります。
どちらかが無理をしている状態だと夫婦再構築はしんどいばかりでうまくいかなくなってしまいます。
辛い時は辛い、思い出してしまう、パニックになる時があるなど、言いにくいことでも伝え方を意識しながら相手に知ってもらいたい感情を伝えていけるような関係を築いていくのも、夫婦再構築の道のりです。
「辛い」を誤魔化さないで
辛い気持ちを誤魔化し続けていると、ふとした拍子に自分の感情がコントロールできなくなったり、感情が爆発してしまう可能性があります。
自分自身の本当の今の気持ちに向き合う時間を作ってください。
・本当は不倫を許したくなかった
・今でもパートナーに対して怒りがこみあげてくる
・不倫された過去が辛い、惨め
・愛されている自信がない
こういった思いがあるのは当然のことです。
だってあなたは本当に本当に辛く苦しい思いを一瞬で背負ったのですから。
辛い気持ちを吐き出すことはとても大切なことです。
自分を癒せるのは最終的には自分ですが、その過程にたどり着くまでに誰かの助けや協力は必要不可欠です。
どうか一人で抱え込まず、自分の思いを打ち明けることに勇気を出してください。
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